セックスワークサミット2020オンライン『新型コロナと夜の世界2 ~コロナ後の夜の世界で「貧困女子」をどう支援するか~』

2020年9月26日(土)14時00分~16時00分(120分)
今回の開催テーマ
「新型コロナと夜の世界」第1回目(9月5日)は、コロナ禍で動いた支援団体が一堂に介し、これまでの活動を報告・共有した上で、これからも一人でも多くの人に支援を届けるため、そして社会に現場の声を届けていくために必要なソーシャルアクションの在り方を議論しました。
第2回目の今回は、「自分の価値観を持ち込むことなく、彼女たちが直面している現実を可視化する」というスタンスで、長年夜の世界で働く女性たちの傾聴と記述を続けてきたノンフィクションライターの中村淳彦さんをゲストにお招きして、コロナ禍の「貧困女子」=生活に困窮している女性たちの現状と課題、そしてコロナ後の夜の世界を見据えた支援の在り方を考えます。
法律的・社会的にグレーな部分も多く、一筋縄ではいかない夜の世界の中で、「正しいこと」や「きれいごと」だけを主張することに終始せず、現場で孤立・困窮している女性たちに具体的かつ実効性のある支援を届けるためには、何が必要なのか。何を優先し、何を捨てるべきなのか。あるいは、何を捨てずに持ち続けるべきなのか。
中村さんの新刊『新型コロナと貧困女子』(宝島新書)をベースに、コロナ禍の現場で支援を続けているGAP&風テラスが白熱した議論を行いました
ゲスト
中村淳彦(なかむら・あつひこ)さん
ノンフィクションライター。貧困や介護、AV女優や風俗などの社会問題をフィールドワークに取材・執筆を続ける。
貧困化する日本の現実を可視化するために、虐待、精神疾患、借金、自傷、人身売買など、さまざまな過酷な話にひたすら耳を傾け続けている。『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)は第2回Yahoo!ニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞ノミネート。
Twitter @atu_nakamura YouTube なかあつチャンネル
●鼎談相手
一般社団法人Grow As People 相談員・広報担当 柳田あかねさん
風テラス発起人・一般社団法人ホワイトハンズ代表理事 坂爪真吾
当日の議題
<コロナ禍における「貧困女子」の現状と課題>
・「自粛に殺される」夜の世界の現状
・「濃厚接触でしか生きていけない」彼女たちの抱える課題とは
・世間の「貧困女子」のイメージと、実際の当事者のギャップ
・夜の世界で生きる女性たちへのセカンドキャリア支援、法的・福祉的支援の現状と課題
<コロナ後の夜の世界>
・支援団体のソーシャルアクションに対する業界の反応や関心
・夜の世界に飛び交うデマや誹謗中傷、給付金詐欺にどう抗うか
・「セックスのデフレ化」はさらに進むのか
・SNS上で吹き荒れる「夜の世界への差別が許せない」という怒りの向かう先
・コロナによって夜業界は変わるのか、それとも変わらないのか
・コロナ後に目指すべき支援の在り方とは・・・etc
当日のタイムスケジュール
13時45分 ズーム受付開始
13時55分 諸注意~開始の挨拶
14:00~15:20 中村さん・GAP・風テラスで鼎談(80分)
15:30~16:00 参加者からの質疑応答(30分)
16:00 感想記入~終了
*サミットのご感想は、ツイッター等のSNSでハッシュタグ「#セックスワークサミット」をつけて発信してください。
定員・参加費
・定員 100名
・参加費 無料
当日の開催レポートa
⇒ご参加くださった皆様には、「夜の世界で孤立している女性・1万人に支援を届けるプロジェクト」へのご支援をお願いしております。皆様の温かいご支援、お待ちしております!(10月5日まで)
