坂爪ゼミ生による二冊目の新書「女性向け風俗」の現場(柾木寛・光文社新書)刊行!

新しい「性の公共」をつくるゼミ(通称:坂爪ゼミ) のゼミ生から、二冊目の新書が出ます!!

「女性向け風俗」の現場(柾木寛・光文社新書)2021年5月18日発売

本書の概要

世の中には「女性向け風俗」があることを知っていましたか?

女性たちの体と心に触れてきた現役セラピストが綴る、これまでの社会からは決して聞こえてこなかった叫びとは――。

*本書の抜粋が読める記事(文春オンライン)はこちら!

「最も多いお客さんは43歳」「色々な男性にちやほやされたい」風俗サービスに通う女性の“意外な特徴”

「挿入してください」「できません」年間255人に施術したセラピストが明かす女性向け風俗利用客の“欲望”

出版記念イベント

2021年6月10日(木)20時~21時30分 対談:三松真由美 × 柾木寛

ゲストに恋人・夫婦の性の問題に精通した
恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんをお招きして、
女性が風俗を利用する背景にある男女の性のズレの問題、
そして、これから男女の性の未来について、徹底的に語り合います。

参加申し込みはこちら!

目次

第1章 演技に疲れた女性たち

彼女がイク演技をするようになるまで/スマホの普及が女性の性の世界を変えた/遺書を書き残して申し込む「/気持ちよくない」と言えなくなる/しがらみからの解放/新宿駅で待ち合わせ/ホテルへ向かう途中の会話/事前アンケート/3時間の施術でも短い理由/由紀子さんの要望/枕元に置いておく小物/導入マッサージ/勝手に指が引き込まれる/施術が終わって

第2章 独身女性の胸の内

最も多いお客さんは「43歳」/「ほろ酔い」くらいがちょうどいい/相性の重要性/女性の「いや」で失敗した経験「/地雷店」の見極め方「/当たり」のセラピストの定義/結婚歴のある独身女性/母であり、女である/セラピストを育てるお客さん/大失態からのリベンジ/リピート間隔は最低1カ月空ける/不倫と風俗/200人に1人の波長が合う女性/午前0時のお客様

第3章 50代からの風俗

お客さんの年齢層/50代はもう女ではないのか/年齢制限とBMI制限/閉経とスマホと「昼顔」と/琴子さん、博多から東京に来る/本当の動機/セカンドバージンの施術/性エネルギーの器/閉経後の悩み/カチカチの膣/膣ケアの意識改革/突然の性欲の高まりに振り回される/12月29日/本当の喘ぎ声は全然エロくない/オーガズムの台風通過/旦那の早漏に悩む

第4章 感じない悩み・性交痛

悩んだ末の決断/膣内が感じないことに気づいていない人は多い/女性の身体は男性が育てるもの/膣の不思議/素人時代の試行錯誤/膣の感覚施術/電気自動車と蒸気機関車/人生を変えてしまう性交痛/挿入できない理由/最後の砦/肌と肌のスキンシップ/性交痛改善は肩こりに似ている

第5章 セックスレスの夫婦たち

私の性はプロにお願いします/性の外食時代/セックスのない若夫婦たち/結婚して一度もしない夫婦/感じる身体にしてください/大阪出張施術/本人とは別の意思「/セックスは退屈な時間」/大誤算のカップルコース

第6章 処女のお客様

処女とバレたら恥ずかしい/美人局疑惑/処女膜を取り除く/膣は感覚調整が可能な部位/50歳の処女/初めてのラブホテル「/社会勉強をしに来ました」/恋愛未経験者の「沼」

第7章 中イキを経験させて下さい

中イキを経験したいお客さん/出会い系では満たされない/中イキオーガズムの必要要素/中イキ施術中に出てくる「お化け」/連続中イキでたどり着く「宇宙イキ」/女性の身体の探求はまだ歴史が浅い

第8章 喪失感を抱える障がい者

自分の身体を確かめるために/子宮がなくなる前に/私の性別は「お母さん」/車椅子のお客さん

第9章 ユーザー座談会

女性向け風俗の利用動機/女性にとって性とは/性を外注する/インターネットの普及と女性の性/女性向け風俗とはなんですか/閉経に対するイメージ/中イキマウント?/女性向け風俗に求めるもの/ユーザーからセラピストに質問

第10章 女性向け風俗の裏話

女性向け風俗はどこまでしているのか?/裸を見ても全く興奮しなくなる/セラピストへのお金の渡し方/女性は「完全犯罪者」/3年続くセラピストはごくわずか

第11章 日本の男女の性、未来予想

膣ケアは女性の常識になっていく/女性自身が情報発信の主体に/性を外注する時代/草食化が加速する男性たち/勃起障害(ED)とセックスレス/性の主導権が入れ替わる/店舗数の地域間格差/カウンセラーの必要性

著者プロフィール

柾木 寛(まさき・ひろし)

女性向け風俗店を運営する40代の現役セラピスト。施術歴6年。たくさんの女性の身体と向き合う中で、性的に満たされている女性が極めて少ないことを知り、女性の性に対する男性の間違った理解・男女の性のすれ違いを改善するお役に立てたらと書籍を執筆。本書が初の著書となる。

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メディア掲載・読者の反応

ゼミ生、随時募集中です!

新しい「性の公共」をつくるゼミ(通称:坂爪ゼミ)の課題は、「一人一冊、本を書き上げる」こと。

少人数のゼミで、ゼミ生同士のディスカッションを通して、意見交換や励ましあいをしながら、一人一冊、新書水準の本(8万~10万字程度)を書き上げることを目指します。

「自分も本を出したい」「世間に訴えたいテーマがある」という方は、ぜひご参加ください。

ゼミの詳細・参加申し込みはこちら!