2024年4月、坂爪真吾氏の辞任に伴い、ホワイトハンズ代表の職を拝命した菅原保秀と申します。
まず初めに、長年にわたりホワイトハンズの発展に尽力されてきた坂爪氏の努力と献身に、心から敬意を表します。
坂爪氏との出会いは、私がホワイトハンズの一利用者としてコンタクトを取ったことから始まりました。その時期は、「セックスボランティア」という著書によって障害者の性に対する関心が高まっていましたが、多くの関連活動が縮小していく中、ホワイトハンズだけが、活動を継続していました。
坂爪氏は私に対し、関西エリアでの代表就任、求人・運営の担当、およびスタッフ研修の協力を依頼しました。無茶な要求ではありましたが(笑)、この挑戦を共に乗り越えることになりました。スタッフ募集や法人化への挑戦など、多くの困難がありましたが、これらの経験は私たちの成長につながりました。
ホワイトハンズは皆様の支援のおかげで、高い知名度を獲得することができました。今後も、「新しい性の公共をつくる」というスローガンのもと、社会に必要とされるサービスを提供し続けるとともに、ホワイトハンズが必要ない社会の実現を目指します。皆様の変わらぬご支援、ご協力、そしてご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
1966年 京都市生まれ 京都市呉竹養護学校高等部卒
1981年 NHK「趣味講座マイコン入門」等で、コンピューターをマスター
1984年 京都市洛南障害者授産所へ通所
1984年以降 風俗店を調べ、対応の酷さ、信頼性や継続性の無さを身を持って感じると共に風俗の限界、他の選択肢の模索をはじめる
2007年 有志による「障害を持つ方の性を考える会」のスタッフとして、交流型イベントを開催
2008年 ホワイトハンズ代表・坂爪と共に、関西での拠点開業を開始
2009年 ホワイトハンズ京都(京都・大阪・兵庫・奈良・滋賀)代表
2024年 ホワイトハンズ代表