不倫を「個人の問題」としてではなく「社会の問題」として考える、本邦初の実践的不倫学!

不倫経験者の多くは、まさか自分が不倫する(される)とは思っていなかった、と語る(中略)。本書は、そうした孤独の暗闇の中で人知れず苦しみ、もがいているあなたのために書かれた本だ。通俗的な精神論や無責任な道徳論ではなく、不倫の構造と魔力を社会科学的なアプローチによって分析・解体し、あなたの愛するパートナーと家族、そしてあなた自身の生活と生命を守るための処方箋を出すことを試みたい。(プロローグより引用)

2015年8月18日(火)発売 *帯イラスト:NONさん

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目次

プロローグ

第1部 不倫学入門

【第1章】現代社会における不倫の現実
不倫を概観する/不倫が法的に問題とされる理由 /「不倫未遂」の地獄と「脳内不倫」のリスクetc.

【第2章】不倫を学問する
不倫の心理学/生物の世界では「不倫」は日常茶飯事etc.

【第3章】不倫を歴史で考える
不倫のジェンダーバイアス /昭和・平成 ―― メディアによって喚起され消費される不倫etc.

第2部 不倫ワクチンを開発せよ

【第1章】職場環境と人間関係の整備
性欲と性交欲/異性関係の分散化etc.

【第2章】夫婦関係や家庭を壊さない婚外セックス
不倫ワクチンとしての「疑似不倫体験」/不倫専門SNSは不倫ワクチンになり得るか?/「己を持たざる者、セフレを持つべからず」etc.

【第3章】婚外セックスを前提とした夫婦関係
オープンマリッジとは/交際クラブとの正しい付き合い方etc.

【第4章】希望としてのポリアモリー
ポリアモリーの多様な形/一夫一婦制の引力etc.

★終章 無防備からの卒業
最も有効な不倫ワクチン/「減災」の視点/救いに至る唯一の道etc.

あとがき

感想・書評・メディア掲載

2015年11月13日 朝日新聞新潟版にて紹介

2015年9月25日 財界にいがたにて紹介

2015年9月18日 日刊ゲンダイに著者インタビュー掲載

2015年9月14日 週刊現代に書評掲載(評者:河合香織さん)

2015年9月12日 朝日新聞読書欄に著者インタビュー掲載

2015年9月20日 読売新聞朝刊に書評掲載(評者:ノンフィクションライター・渡辺一史さん)