私たちは、「障がいのある人の性」問題の解決に取り組むNPOのパイオニアとして、2008年4月に日本で初めて、男性重度身体障害者に対する射精介助サービスを開始しました。 以来、全国各地でのケアサービスの提供を通して、障がいのある人に対する性的支援をこれまでの「娯楽」や「性欲の処理」という観点ではなく、「QOL(=人生の質)の向上」という観点から、自尊感情のケアとして確立させました。 障がいのある人が性的に生きやすい社会は、健常者にとっても性的に生きやすい社会のはずです。
毎年全国で開催している「障がい者の性」基礎研修では、現場のケアデータに基づいて性の介助・支援の理論と技法を体系化した「障がいのある人の性 支援ガイドブック」、及び一般向けの「セックスと障害者」を活用して、誰もが障がいのある人の性に対する支援・介助の方法を正しく学ぶことのできる場の構築を目指しています。
支援者向けの「障がい者の性」検定の実施、及び現場の声を伝えるため、行政への政策提言活動も行っております。私たちは、障がいのある人の「性の健康と権利」を守る活動を通して、全ての人が、生涯にわたって、自己の「性の健康と権利」を享受できる社会の実現を目指します。
脳性まひ・神経難病(ALS、SCD、SMA等)・筋ジストロフィーによる手足のまひや拘縮によって、自力での射精行為を行うことができない男性重度身体障がい者の方と、「射精介助のケアを提供したい」という提供者の方を、マッチングするお手伝いをいたします。
⇒提供者とのマッチングを希望する方は、こちらをご覧ください。
ケアの手順に関する詳細は、射精介助ガイドラインをご覧ください。
⇒ケアを提供したい方は、こちらをご覧ください。