『性風俗サバイバル』(ちくま新書)出版記念イベントVol.2 水商売サバイバル 水の世界の緊急事態(4月28日)

●開催日 2021年4月28日(水) 19時00分~21時00分(120分) オンライン開催

●登壇者 甲賀香織さん(一般社団法人日本水商売協会代表理事)、坂爪真吾(一般社団法人ホワイトハンズ代表理事)

●定員 50名 

●参加費

◆新書を予約・購入済みの方・・・1,000円

◆一般参加(新書未購入の方)・・・2,000円(新書を郵送いたします)

◆寄付参加・・・5,000円(著者サイン本を郵送いたします)

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*本イベントの収益は、風テラスで行っている、生活に困窮している性風俗従事者の女性と子ども(母子世帯)への食料支援のために全額活用させて頂きます。2000円分の参加費で、一世帯に3日分の食料を送ることができます。

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<今回のテーマ> 「水の世界」のソーシャルアクション

2020年は、「夜の街」という言葉が、繰り返しメディアで報道された一年間でした。

新宿歌舞伎町をはじめ、キャバクラやホストクラブなどの接待を伴う社交飲食店、デリバリーヘルスやソープランドなどの性風俗店が集う歓楽街は、「夜の街」という言葉でカテゴライズされ、濃厚接触が蔓延している空間=新型コロナの感染拡大の元凶であるとして名指しで非難され、世間から苛烈なバッシングを受けることになりました。

こうした理不尽な扱いや風評被害に抗うべく、「水」の世界=歓楽街で水商売を営む事業者は、各地で団結して行動を起こしました。署名を集め、独自の感染対策ガイドラインを作り、メディアを集めて記者会見を行い、国に対する要望を提出しました。

目の前の困難にただ振り回されるのではなく、困難を生み出している社会構造そのものに対する働きかけ=ソーシャルアクションを起こすことによって、自分たちの生活と仕事、そして街を守ろうとしました。

一方、同じ「夜の街」の住人の中でも、「風」の世界=性風俗で働く人たちの多くは、団結することも、国に対して声を届けることもできず、社会の中で孤立したまま、困窮状態に追い込まれていきました。

そうした中で動いたのは、これまで夜の世界の現場で動いてきた支援団体でした。

「風」の世界では、主に支援団体が中心となって、コロナ禍で生活に困窮した女性たちへの相談支援や署名キャンペーン、政策提言やクラウドファンディングなどのソーシャルアクションが実行されました。

「夜の街」とひとくくりにされている水商売の世界と性風俗の世界、それぞれの世界で、2020年の一年間、ネガティブな出来事・ポジティヴな出来事を含めて、どのような動きが起こったのか、そして、それぞれの世界は今後どのような方向に向かっていくべきなのか。

「水」の世界の声を集めて、国や社会に対して様々なソーシャルアクションを起こした一般社団法人日本水商売協会代表理事の甲賀香織さんと、「風」の世界で約三千人の女性の相談支援を行った風テラスの坂爪真吾が、コロナ禍の「夜の街」の一年間、そしてこれからの展望を語り尽くします。

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