
未来の性を語るキーワードは、「テクノロジー」と「人口減少」。2050年、セクサロイドは誕生するのか?VRで本物のセックスが体験できるのか?
新しい「性の公共」をつくるNPOという立場から、障害者・高齢者の性・不倫・性教育・性風俗・売買春・JKビジネス・パパ活など、性にまつわるあらゆる社会課題の現場に足を踏み入れ、問題解決に取り組んできた著者のこれまでの知見をいかした集大成。
AIの研究者・VRの有識者らへのインタビューもふまえて、2019年から2050年までの約30年の間に私たちの性に起こるであろう変化を描き出す。
2019年3月6日発売 *帯イラスト:奥浩哉さん
目次
第1部 日本人の性 未来予測カレンダー
2019年 「パパ活女子大生」がキャンパスに溢れる
2020年 単身の高齢女性が「ジジ活」を始める
2021年 「アダルトコンテンツ難民」の高齢者が街をさまよう
2024年 未成年の「フェイクポルノ」がネット上に拡散される
2025年 セックスレスの夫婦がマジョリティになる
2027年 女性嫌悪VS男性嫌悪の戦争が泥沼化
2028年 緊急避妊ピルが薬局で買えるようになる
2029年 同意のないセックスが犯罪になる
2030年 地方都市からデリヘルが消える
2031年 Vtuberが全国の学校で性教育の授業を行う
2032年 障害者・高齢者のセックスをテクノロジーが補完する
2033年 県庁所在地の「沖縄化」が進む
2034年 VR風俗がキャズムを超える
2035年 選択的夫婦別姓制が認められる
2036年 「無料風俗店」「無料ラブホ」が登場。日々の性行為のデータが吸い上げられる
2038年 同性婚が認められる。同性カップルも特別養子縁組が可能に
2040年 自動化と無人化の果てにセックスの「再魔術化」が起こる
2043年 AVがシンギュラリティを突破する
2045年 「ロボットデリヘル嬢」が街を闊歩する
2050年 不倫という概念が無くなる
第2部 テクノロジーが変えるセックスの未来
AIはセクサロイドに心を宿すか
対談×松原仁(人工知能研究者。公立はこだて未来大学教授)
VR/AR/MR/SRがもたらす仮想セックスの衝撃
対談×藤井直敬氏(株式会社ハコスコ代表取締役。理化学研究所脳科学総合研究センター適応知性研究チームリーダー)
あなたのセックスの未来の社会
あとがき
メディア掲載
2019年4月26日 ダ・ヴィンチニュースに書評掲載
2019年3月4日 週刊ポスト「ポスト平成時代のセックス」特集にコメントが掲載
2019年3月8日 AbemaPrime『未来のセックス』特集に坂爪が出演